諸葛孔明の「誡子書」

優れた人は静かに身を修め、徳を養う。
無欲でなければ志は立たず
おだやかでなければ道は遠い。
学問は静から、才能は学から生まれる。
学ぶことで才能は開花する。
志がなければ学問の完成はない。


諸葛孔明

【解説】これは、中国の『三国志』でおなじみの諸葛孔明(しょかつこうめい)が子孫に遺した家訓です。「三顧の礼」や「天下三分の計」や「出師の表(すいしのひょう)」などのエピソードで知られる諸葛孔明は、三国時代の蜀漢の丞相(じょうしょう)として初代皇帝、劉備(りゅうび:在位221〜223年)およびその子の劉禅(りゅうぜん)を補佐し、有名な「赤壁の戦い」をはじめ知略によって数々の勝利を収めました。最期は、五丈原での魏軍との戦いの中で病没しましたが、「死せる孔明、生ける仲達を走らす」と伝えられるように、死してなお、魏の将軍、司馬仲達を翻弄するほどに恐れられた知将でした。「子を誡(いまし)める書」という意味の「誡子書(かいししょ)」は、諸葛孔明の子孫が住む諸葛鎮の大公堂に、現在も保管されているといいます。
(北松拓也)

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